直球勝負
先日、友人と久しぶりに飲む機会がありましてグダグダと朝までどうって事ない話をしてまいりました。
何かの拍子に(酔っぱらっているのでその前後の話は思い出せないのだけれど)、私自身の話になり、私にはアクセルとブレーキが付いているだけでハンドルが無いのだ!!と言うのです。
はて、これは褒められているのか、貶されているのか。
多分どちでも無くて、そう思ったからそう言ったまでのような気がするので、その友人も私と似たり寄ったりだと思うのだが...
私「はぁ、ハンドルが無いって事は制御不可能に近いって事かい?」
友人「そぅそぅ、見ていると自分でもコントロール出来ない感情のままに動いているって感じ。」
私「じゃぁ、何だ、私は自分の感情もコントロールできない幼稚な人間だと、あなたはそう仰りたいので?」
友人「いやいや、幼稚というよりは元々ハンドルなんか必要ないので退化したとうか...」
私「退化って...」
友人「見ててたまにハラハラする時があるよ。そんなにハッキリ、バッサリ切り捨てなくても..と思う事があるんだけども、それが後々に残ってないのだよ、あなたは。」
私「容量も不足していそうだな..」
友人「そうじゃなくて、バッサリ切りつけたアナタには当然の事ながら、切られた方もそんなに怒ってないような印象だよ。」
私「....」
友人「かと思えば、見てる方が照れるわ!!と思うほど相手を褒めちぎる時とか、アレなんて私がやったら相手に勘違いされるか、ドン引きされるかどちらかだと思うよ。」
私「身に覚えがありません。」
友人「ほら(苦笑)」
そんな感じで友人に人間分析された訳ですが、何だかんだ言っておいてバッサリ切りつけてらっしゃるのは友人の方だと私は思うんですよね。
私が切り刻まれるんでないの、コレ??
まま、そんな下らない話をしながら飲める友人が居てくれるのは有難い限りであります。
なんでこんな話を思い出して書いたかと言うと、ちょっと前にずっと欲しかったDVDを中古で安く売っているのを見つけて小躍りして購入したのですが、それがコレ↓
何年も欲しいと思っていたのだけれど、廃盤で手に入らない若しくは異常な高額だった為に指を咥えていたのですが、ある日フッと立ち寄った古本屋さんに750円で置いてあったのです。
で、やっとこさソレを昨日見ました。
話知ってるのに号泣。
何でそんなに泣けるのか自分でも理解し難い程泣いて、ドッと疲れました。
そして思い出した訳です、ハンドルの無い自分を。
まだエンジンはくたばっていないと思うのでこのまま突っ切って行きたいと思います。
そのうち、ハンドル何処かで拾えないかな。